医療保険、がん保険について
- 医療保険、がん保険についてご意見を伺いたいです。
30代後半、既婚、フルタイム勤務、子どもあり。
【医療保険】終身
①日額5000円、120日型(90日以内の再入院は1入院扱い)、三大疾病入院無制限、手術5〜50倍、八大生活習慣病入院日額5000円、がん自由診療(通算1億)
→保険料:2383円
②日額3000円、60日型(30日以内の再入院は1入院扱い)、三大疾病入院無制限、入院一時金10万、先進医療(10年更新)、がん診断一時金100万円
→保険料:3294円
【がん保険】終身
治療給付金10万、がん診断一時金100万円
→保険料:P免3742円
上記内容についてどう思いますか?
医療保険に関しては、保険で入院費用を賄うためには、個室利用した場合、長期入院への備えも考えると日額1万必要でした。ただ、①の保険で日額を1万にすると保険料が高くなるため生活習慣病特約をつけてみました。
②の保険は再発予防治療でも診断一時金対象なのが魅力と感じています(一時金50万でもいいのか?悩み中)。また、次の入院まで30日空けばカウントリセットされるため60日型とし、入院一時金も②に付帯させてみました。
がん保険は2回目以降も体内にがんがあれば治療や入院有無問わず診断給付金対象のため、現役中はもちろん高齢になり治療しないとなった段階でも活用できると思い、選んでみました。
子どもが小さいうちはある程度手厚い保障を、と考えています。でも保険料は抑えたい…そんな矛盾の中にいます(ただ、上記内容だと心疾患、脳血管疾患への備えはなし)。ちなみに、医療保険、がん保険のほか、介護障害保障付の収入保障保険は加入済です。
個人の状況によって違うため一律の正解はないと思いますが、先生方のご意見を伺いたいです。 -
ファイナンシャルプランナーの小柳善寛と申します。
ご自身やご家族のことを真剣に考えながら、保障内容と保険料のバランスを丁寧に検討されていていらっしゃいますね
◆ 現在の保障設計の整理
【医療保険】
①日額5,000円・120日型・三大疾病無制限・生活習慣病特約・がん自由診療(1億円) 長期入院や自由診療に強く、保険料は抑えめ 日額保障は5,000円で最低限。
生活習慣病特約で補完している構成
②日額3,000円・60日型・入院一時金10万・先進医療特約・がん診断一時金100万円 短期入院・一時金重視の構成。がん再発時も対応 入院日額はやや薄め。通算入院日数にも制限あり
【がん保険】
・がん診断一時金100万円+治療給付金10万円(終身保障・P免付き)
→ 初回・再発ともに給付対象。現役時代から高齢期まで見据えた良設計。
◆ 評価と改善の視点
1. 医療保険の分散加入は「目的の分散」になっているか?
→ ①は長期入院・高額がん治療向け、②は短期入院・一時金による経済支援に重点を置いた構成で、目的が明確に分かれており、重複は最小限です。
「入院日額」という観点では保障の主軸が見えにくくなるため、将来的に1本化する場合は①をベースと考えると整理しやすいでしょう。
2. がん診断一時金100万円 vs 50万円:減額の可否
以下のような観点で考えるとよいと思います。
金額 想定 コメント
100万円
自由診療や新薬治療も選択肢に入れたい方
初期費用・就労不能対策としては安心感あり
50万円
経済的負担を軽減しつつ最低限の備えをしたい方
医療保険①で自由診療1億円カバー済であれば現実的な選択肢
→ 医療保険①に「がん自由診療1億円補償」があることを踏まえると、一時金50万円でも合理的です。
ただし、「就労不能に備えて生活資金の一部としても活用したい」と考える場合は100万円でも過剰とは言えません。
3. 三大疾病・生活習慣病入院の扱いと心疾患・脳血管疾患への備え
ご指摘の通り、急性心筋梗塞・脳卒中といった重大疾病への対応は重要です。
相談者さまは「収入保障保険(介護・障害対応型)」にすでに加入済とのこと。
これは就業不能リスクをカバーする重要な土台となっており、医療保険の三大疾病入院無制限と組み合わせることで、一定の備えにはなっています。
今後の見直し余地としては以下のような特約が候補になります:
・三大疾病一時金特約:発症時にまとまった給付がある
・生活習慣病入院給付拡充:該当疾病時に日額倍額など
◆ がん治療と自由診療への備えについて
がん保険に関しては、診断一時金のような“まとまった支出に備える給付”も大切ですが、実際の治療費をカバーするためには、「実費型(青天井型)+自由診療対応」の保障があるとさらに安心です。
特に近年は、
・入院をともなわない通院治療も補償
・セカンドオピニオン外来の費用も補償
・所定のオンライン診療の費用も補償
・未承認の薬科代に制限なし
・自由診療の治療費全額直接医療機関に支払い
・保障額は青天井
といった高額で保険適用外の治療が現実的な選択肢となっており、一般的ながん保険ではカバーしきれない場面も少なくありません。
→ 医療保険①で「自由診療型がん保障」が1億円ついている点は、非常に評価できるポイントです。今後も長期的に安心できる柱になります。
◆ ライフプランと今後の見直しについて
お子様がいらっしゃるご家庭と拝察いたします。
お子様の成長にあわせて、病気やケガへの備えも変化していきますよね。
このように定期的に保障内容を見直し、わが家のライフプランに合った備えを選んでいくことは、ご家族の安心につながる大切なステップです。
一度整理しておくことで、不安も軽くなり、「いざというとき」に迷わず行動できる力になります。
◆ 結論:現時点では非常にバランスのとれた設計
「保障は手厚くしたい」「でも保険料は抑えたい」
その矛盾の中で、相談者さまはしっかりと優先順位をつけ、戦略的に保険を組み合わせておられます。
今の構成は、子育て期の生活防衛力を重視しながら、将来的な見直しにも柔軟に対応できる優れた設計です。
無理に削減したり、一本化する必要はなく、今のまま継続されて問題ないと感じました。
今後もライフステージの変化に応じて、定期的に見直しを検討しながら、ご家族を守る備えを整えていかれることを心より応援しております。
何かご不安な点がありましたら、ご相談ください。
ファイナンシャルプランナー
こやなぎ

