医療保険とがん保険について。

医療保険とがん保険について質問があります。

①入院、日額5000円 入院一時金10万円で考えています。
手術給付金は一律5万円や10万円の保障内容と手術の種類によって倍率が上がる保障があるのですがどちらがいいのでしょうか?一律でも5万円の保障と10万円の保障があります。

高額医療制度があるので一律型でも大丈夫かなと思いつつも倍率型の選択肢がある為もし倍率型がオススメの場合何故なのか教えて下さい。

②複数回入院した場合の取扱いついて入院1回のカウントに90日と180日の保険があります。180日ではさすがに長すぎでしょうか?

③医療保険とは別にがん保険の加入を検討しています。3社で迷っているのですが下記の保障内容の場合オススメはありますか?

A社、SONPOひまわり生命
がん一時金の給付の条件︰給付回数無制限。給付間隔1年。
2回目以降の給付条件︰診断確定、入院、外来治療、在宅医療による緩和療養

がん治療の保障範囲︰手術、放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン剤治療、緩和療養を受けた月もしくは入院した月に定額給付。
給付回数、入院、手術、放射線治療は回数無制限。抗がん剤やホルモン剤は120回、自由診療12回。先進医療特約あり。

デメリット︰がん治療給付金について入院、手術、放射線治療は回数無制限ですが抗がん剤やホルモン剤が120回が限度、自由治療が12回です。女性と男性で注意点が違うのでしょうか?

B社、なないろ生命
がん一時給付金の条件︰給付回数無制限
給付間隔1年or180日に1回。2回目以降の給付条件、診断確定。

がん治療の保障範囲︰入院、手術、放射線治療、抗がん剤治療とホルモン剤治療(自由治療含む)、緩和療養を受けた月に定額給付。
診療報酬点数に連動。1か月間の支払限度額を設定する。通算4,000万円、自由診療24回。先進医療特約あり。

私が気になっている所︰診療報酬点数の連動です。

C社、メディケア生命
がん一時金の給付条件︰給付回数、無制限。給付間隔1年に1回。
2回目以降の給付条件︰がんと診断確定、入院、通院、緩和ケア

がん治療の保障範囲︰無制限。自由診療24回。抗がん剤、自由診療抗がん剤、放射線治療、手術、骨髄移植が保障対象。先進医療特約あり。

D社、ネオファースト生命
がん一時金の給付条件︰給付回数、無制限。給付間隔1年に1回。
2回目以降の給付条件︰入院、通院

がん治療の保障範囲︰給付回数、無制限。自由診療の給付回数、無制限。自費治療上乗せ給付特則あり。先進医療特約10年更新型。

私が気になっている所︰先進医療が更新型。
医療保険に先進医療特約を付けるので、この保険には特約を付けなくてもいいかなと思っています。

④がん治療給付金の請求対象が公的医療保険制度適応の場合と保険会社が所定している場合があります。公的医療保険制度の場合世界保健機関の解剖治療化学分類法による医薬品分類のうちL01(抗悪性腫瘍薬)、L02(内分泌療法)、L03(免疫賦活薬)、L04(免疫抑制薬)、V10(治療用放射性医薬品)に分類される薬剤に適応しているみたいなのですが保険会社が所定している場合上記の医薬品が全部適応していません。どちらの方がいいなどメリットやデメリットはありますか?
A社SONPOひまわり生命、D社ネオファースト生命L01(抗悪性腫瘍薬)、L02(内分泌療法)、L03(免疫賦活薬)、L04(免疫抑制薬)、V10(治療用放射性医薬品)に対応
B社なないろ生命(抗悪性腫瘍薬)、L02(内分泌療法)対応
C社メディケア生命は所定の薬品

質問は以上になります。よろしくお願い致します。

はじめまして「ZENCAN」 善が出来る お金も保険も人生も将来設計士ファイナンシャルプランナーの小柳善寛と申します。

医療保険とがん保険の選び方に関するアドバイス

1. 手術給付金は「一律型」か「倍率型」か?
・一律型は、どの手術でも一定額を受け取れるシンプルなタイプです。

日常的な保障や、必要最低限の備えを求める方に向いています。

特に「一律10万円」のように高めの金額設定なら、多くの手術費用をカバーできます。

・倍率型は、手術の種類によって給付額が変わります。

高度な手術や特殊な治療が必要な場合に、より大きな保障を受けられる可能性が高いです。

・結論:
・「コストを抑えつつシンプルな保障を求める方」は一律型。

・「万が一の大手術に備えたい方」は倍率型を選ぶと良いでしょう。

2. 入院1回のカウント期間「90日」か「180日」か?

・90日型は、比較的短期間の入院を想定しており、日常的な病気やケガへの対応に適しています。
保険料も抑えられる傾向があります。

・180日型は、がんや難病など長期入院が必要なケースに備えることができます。
保険料はやや高めですが、長期的な安心感があります。

・結論:
・短期的な入院が主な目的なら「90日型」で十分。

・長期入院のリスクも視野に入れるなら「180日型」を選びましょう。

3. 医療保険とは別にがん保険を検討する場合のポイント

がん保険の保障の選び方
・診断一時金:

・給付条件: 診断時点での一時金が「確定診断のみ」で支給されるタイプが手軽で安心感があります。

ただし、条件に「入院や治療開始」が含まれるタイプは給付までに時間がかかる可能性があるため注意が必要です。

・給付回数・間隔: 一時金が「回数無制限」で「給付間隔1年または180日」のものが、長期治療には適しています。

・治療給付金:

・保障範囲: 「手術・放射線治療・抗がん剤治療」など、広範囲の治療をカバーしているものがベストです。

また、「緩和ケア」や「自由診療」も保障対象に含まれていると安心です。

・回数制限: 一部の給付項目に制限がある場合、長期治療で不足が生じる可能性があります。
回数無制限か、十分な上限が設定されているかを確認してください。

・先進医療特約:

・医療保険とがん保険のどちらに付けるかは検討が必要です。

更新型の場合は長期間で保険料が上昇する可能性があるため、選択に注意が必要です。

ポイントを整理すると…

1、長期治療を視野に入れるなら、「診断確定」や「治療を受けた月ごとの定額給付」を重視する。

2、抗がん剤治療や自由診療の保障範囲・回数制限に注意する。

3、公的医療保険適用範囲や所定薬剤のカバー範囲を確認する(L01, L02など)。

4、公的医療保険適用 vs 保険会社所定の薬剤範囲

・公的医療保険適用:

・薬剤範囲が明確で安心感があります。
特に、世界保健機関の分類(L01:抗悪性腫瘍薬、L02:内分泌療法など)を基準にしている場合、治療薬の保障対象が広いです。

・メリット: 長期治療でも安心して利用可能。

・デメリット: 公的基準に基づくため、将来的な制度変更の影響を受ける可能性があります。

・保険会社所定の薬剤範囲:

・柔軟性が高い反面、適用外となる薬剤が存在するリスクがあります。特に自由診療や特殊な薬剤に対して保障されない可能性に注意が必要です。

・結論

・万が一の治療薬適用外リスクを避けたい場合は「公的医療保険適用型」を選びましょう。柔軟性を求める場合は「所定の薬剤範囲」も選択肢になります。

総合的なアドバイス

1、医療保険では、倍率型の手術給付金を選び、入院期間は180日型が安心です。

2、がん保険では、一時金や治療給付回数・条件に注意し、長期治療に対応可能な内容を選びましょう。

3、治療薬範囲は、公的医療保険適用範囲の広いものが安心感があります。

保険は「もしもの時」に支えとなる重要な準備です。自分や家族の状況に合わせた保障内容を選ぶことで、より安心な生活を築いてください。

医療保険やがん保険を選ぶ際、「出口戦略」を考慮することは非常に重要です。

給付金をどのように受け取れるか、そしてその給付金が社会保障制度とどのように補完し合うかをしっかり考える必要があります。

1. 高額療養費制度と給付金の位置づけ

・高額療養費制度により、入院や治療費の自己負担額は一定の上限が設けられています。

例えば、収入に応じて決まる月額上限(約6万~9万円程度)を超える医療費は、公的制度で補助されます。

・そのため、医療保険やがん保険からの給付金は「高額療養費制度の自己負担額をカバー」するか、「公的制度でカバーできない費用(差額ベッド代、食事代、交通費など)」に使われることが前提になります。

出口戦略のポイント

1、公的制度の範囲内で自己負担を軽減したいなら、「定額給付型」や「日額保障型」のシンプルな保険を選ぶ。

2、自由診療や先進医療を想定する場合は、医療費以外の支出(生活費や収入補填)も含めて保障金額を高めに設定。

2. 給付条件と出口の柔軟性

・医療やがん保険で重要なのは、「いかに柔軟な条件で給付金を受け取れるか」です。

・一時金や治療給付金の給付条件が厳しい場合、必要な時に保障を受け取れず、結果的に負担が増える可能性があります。

柔軟性を重視した選び方

1、診断一時金: 診断確定のみで支給される保険が理想です。「治療開始」や「入院」が条件になると、受け取りが遅れる可能性があります。

2、治療給付金: 「定額給付」や「診断報酬点数連動型」など、実際の治療内容に応じて受け取れるタイプを選ぶと無駄がありません。

3、給付回数と期間: 長期治療を見据えた場合、回数無制限のものを選ぶことで安心感が得られます。

3. 公的制度でカバーできない「隠れたコスト」への対応

社会保障制度ではカバーされない費用も、長期治療では大きな負担になる可能性があります。

代表的な隠れたコスト

・差額ベッド代: 1日5,000~20,000円程度の追加費用が発生する場合があります。

・通院費・交通費: 特に地方在住で都心の専門病院に通う場合、高額になるケースが多い。

・生活費補填: 働けない期間中の収入減をカバーする必要があります。

出口戦略としての対応策

・一時金: これらの費用を賄うために、診断時の一時金を手厚くしておく。

・通院保障: 通院治療が増加している現在、「入院中だけ」ではなく、通院もカバーできる保険を選ぶ。

4. 社会保障と保険のバランスを取るための考え方

・公的制度の限界を見極めつつ、それを補完する形で保険を設計するのが理想です。

・例えば、以下のような考え方が出口を意識した保険選びに役立ちます。

医療保険の考え方

・入院費用の自己負担額(高額療養費制度の月額上限)+差額ベッド代や諸費用をカバー。

・日額5,000円~10,000円のシンプルな保障で十分なケースが多い。

がん保険の考え方

・がんは長期治療を伴うケースが多く、治療開始時にまとまった一時金(100万~300万円)を受け取れる保険が望ましい。

・その後の継続治療費(抗がん剤やホルモン療法、放射線治療など)に対応できる給付金を重視。

まとめ: 社会保障と出口を見据えた賢い選択

1、高額療養費制度で自己負担額が軽減されることを前提に、医療保険はシンプルな設計で。

・余剰な保障を避け、必要最低限の範囲に収めることでコストを抑えましょう。

2、がん保険は、診断一時金+治療給付金の出口を重視。

・公的保障でカバーできない部分(自由診療、収入減など)を補完する設計が重要です。

3、「治療費」だけでなく、「隠れたコスト」も視野に入れる。

・差額ベッド代や生活費などに対応するために、一時金の充実を検討。

あなたの人生設計や家族構成に合わせて、必要な保障を適切にカスタマイズすることが、「出口を意識した保険選び」の鍵です。

がん治療において、自由診療を視野に入れることの重要性は、社会保障制度の限界を理解する上で非常に大切です。公的医療保険制度がカバーする範囲は多岐にわたるものの、近年の医療技術の進展や新しい治療法の導入に伴い、自由診療が必要となるケースが増えています。

1. なぜがん治療に自由診療が必要なのか?

① 公的医療保険制度の限界

・公的保険は、日本国内で認可された治療法や薬剤のみをカバーします。そのため、新薬や治験段階の薬、国外で承認されている治療法は基本的に自由診療になります。

・がん治療の進化に伴い、分子標的薬や免疫療法(例: CAR-T細胞療法など)、陽子線治療など、公的保険の範囲外の治療が有効となる場合があります。

② 自由診療の効果

・選択肢の拡大: 公的保険外の治療を受けられることで、治療の幅が広がり、患者一人ひとりに最適化された治療が可能。

・先進的な治療法: 自由診療は、最新の研究結果に基づいた治療が含まれるため、治癒や症状の緩和に繋がる可能性があります。

③ 財政面での現実

・高額療養費制度は自己負担を軽減しますが、自由診療は制度の対象外。結果的
に高額な費用が自己負担となります。

・例: 先進医療(陽子線治療や重粒子線治療)は数百万円以上。
• 自由診療の薬剤費: 分子標的薬や免疫療法は年間で数百万円~数千万円かかるケースも。

2. 自由診療に備えるための具体策

① がん保険の活用

がん保険を選ぶ際には、自由診療への対応力を確認することが重要です。以下のポイントを重視してください:

・自由診療対応型の給付金:

・一時金や治療給付金で、自由診療費を補填できる内容のものを選びましょう。

・「治療を受けた月ごと」に定額給付があると、治療費の支出に柔軟に対応できます。
・自由診療の回数制限:
・一部のがん保険では自由診療の給付回数が制限されています。無制限、または十分な回数上限があるものを選ぶと安心です。

② 先進医療特約

・医療保険やがん保険に先進医療特約を付けることで、陽子線治療や重粒子線治療など、自由診療の中でも効果が期待される治療に対応できます。

・注意点: 先進医療特約は10年更新型の場合もあるため、長期的に保障が続くか確認しましょう。

③ 貯蓄・費用補填を意識した一時金

・自由診療では治療費以外の費用(交通費、宿泊費など)も発生します。診断一時金が高額なプランを選ぶことで、こうした費用に柔軟に対応できます。

④ 他の資産運用や備え

・医療保険・がん保険に加えて、一定の貯蓄や資産運用も並行して行うと、自由診療のコスト負担への備えが一層強化されます。

3. 社会保障と自由診療を両立させるための戦略

1、公的保険を基盤にしつつ、保険で足りない部分を補う

・社会保障制度は基礎的な治療をサポートするものであり、自由診療に対応するには民間保険での備えが必要です。

2、がん治療のライフサイクルを考慮

・初期治療: 診断一時金や手術・入院給付金で対応。

・継続治療: 治療給付金や通院保障で補填。

・長期療養: 緩和ケアや生活費補填も視野に入れる。

3、最新の治療法に対応する柔軟な保障を選択

・医療技術は日進月歩で進化しています。現在の治療法に縛られない保障内容が望ましいです。

4. 自由診療の選択がもたらす安心感

・がんは再発や転移のリスクがあるため、治療が長期化する可能性があります。その際、自由診療を選択肢として持つことは「治療の幅」だけでなく「精神的な安心感」をもたらします。

・社会保障に頼るだけでなく、自ら選択肢を持つことで、治療の進行や生活の質を維持できるのは大きなメリットです。

結論

自由診療を必要とする背景には、社会保障制度の限界やがん治療の多様性があります。そのため、医療保険・がん保険を選ぶ際は、公的保障の隙間を補う形で自由診療に対応する柔軟性のある保険を選び、経済的リスクを最小限に抑えることが重要です。

「自由診療に備える」という選択は、未来の安心と、納得できる治療を受けるための大切な準備です。あなたやご家族にとって最善の治療を選べる状態を確保することが、保険の本来の目的であることを忘れないでください。

こやなぎ