こども名義のお金を増やしたい
- 2歳の子ども名義の銀行口座に300万ほど貯蓄があります。子どもにプレゼントしてあげる目的で、18歳を迎えるまで、その資金での運用を考えています。ただ、私自身投資をやったことがなく、どう運用すべきか迷っています。知り合いのFPさんには、10年以上置いておくのであれば変額保険を勧められております。
銀行口座に置いておくより良いと思っておりますが、他に運用方法はありますでしょうか? -
はじめまして「ZENCAN」 善が出来る お金も保険も人生も将来設計士ファイナンシャルプランナーの小柳善寛と申します。
ご質問ありがとうございます。お子さまの未来のために、300万円をただ貯めるだけでなく「育てる」ことをお考えなのですね。
その想いがとても素晴らしいです。お子さまが18歳を迎えるときに、しっかりと価値のある形で資産を残せるよう、いくつかの選択肢をご提案いたします。
1. 変額保険の活用(知人のFPの提案)
メリット
✔ 長期運用に向いている
✔ 保険機能も兼ね備えている(契約者が万が一の場合、保険金として運用額以上を受け取れる)
✔ 一部の商品は運用益が非課税になるデメリット
✔ 運用コスト(手数料)が高い商品が多い
✔ 運用成績次第では元本割れのリスクあり
✔ 途中解約時に解約控除がかかることがある→ 10年以上の長期運用が前提なら、メリットを活かせる可能性がありますが、他の選択肢と比較して慎重に判断するのが良いでしょう。
一歩踏み込んで「変額保険」の事をご一緒に考えてみましょう
変額保険の特性とメリット
1. 資産運用と保障の両立
変額保険は、生命保険としての保障機能と資産運用機能を兼ね備えた商品です。
保険料の一部を特別勘定で運用し、その成果に応じて解約返戻金や満期保険金が変動します。 
2. インフレ対策
運用実績が良好な場合、受け取る金額が増加するため、インフレによる資産価値の目減りを防ぐ効果が期待できます。 
3. 生命保険料控除の適用
支払った保険料は生命保険料控除の対象となり、所得税や住民税の負担軽減につながります。 
4. 死亡保障の最低保証
運用実績に関わらず、死亡保険金には基本保険金額の最低保証があり、万が一の際にも安心です。 
注意点
ただし、解約返戻金や満期保険金には最低保証がないため、運用実績によっては元本割れのリスクも存在します。 
結論として、変額保険は保障と資産運用を同時に検討される方に適した商品です。
お子さまの将来に向けて、長期的な視点で資産を増やしつつ、万が一の際の保障も確保したいとお考えであれば、選択肢の一つとしてご検討いただく価値があります。2. つみたてNISA(親名義で運用)
最もおすすめの選択肢です。 18年間という長期運用のメリットを最大限活かし、非課税で効率よく資産を増やすことができます。
メリット
✔ 運用益がすべて非課税(通常の投資なら約20%の税金がかかるが、つみたてNISAならゼロ)
✔ 低コストな投資信託に分散投資できる(米国・全世界株式などが人気)
✔ 途中売却も自由にできる(資金が必要になったときに柔軟に対応可能)
✔ 運用手数料が安い(変額保険より圧倒的に低コスト)デメリット
✔ 年間投資上限が40万円(18年間フル活用しても約720万円までの投資)
✔ 子ども名義の口座では運用できない(つみたてNISAは親名義で運用し、将来贈与という形で渡す)→ つみたてNISAは、長期運用するうえでの“王道”です。特に「全世界株式」や「S&P500」の投資信託は、長期的に高いリターンを期待できるので、お子さまが18歳を迎えるころには大きな資産に育っている可能性が高いです。
3. ジュニアNISA(2023年末で新規投資終了、2024年以降は非課税運用可能)
ジュニアNISAはすでに新規投資ができませんが、もし過去に開設している場合、2024年以降も非課税で運用可能です。ただし、新規開設していない場合は利用できないため、つみたてNISAを検討する方が現実的です。
4. 親名義の特定口座で運用(一般的な投資信託)
つみたてNISAの上限を超える金額(年間40万円以上)を運用したい場合は、特定口座を使った運用が選択肢になります。
メリット
✔ つみたてNISAの上限(年間40万円)を超える金額を投資できる
✔ 投資信託なら少額から分散投資が可能デメリット
✔ 運用益に約20%の税金がかかる(つみたてNISAと比べて非効率)
✔ 短期運用だと元本割れのリスクあり→ まずはつみたてNISAを優先し、余剰資金を特定口座での投資信託運用に回すのが合理的です。
5. 学資保険の活用(あまりおすすめしない)
学資保険は貯蓄型の保険ですが、低金利時代においてはリターンがかなり低いです。
メリット
✔ 強制的に貯蓄できる
✔ 契約者が万が一の場合、以後の保険料免除で満額受け取れるデメリット
✔ 返戻率が低い(ほぼ定期預金と同レベル)
✔ 途中解約すると元本割れすることがある→ 「増やす」ことが目的なら、学資保険よりつみたてNISAや投資信託のほうが優れています。
結論:おすすめの運用方法
最も合理的でリスクとリターンのバランスが取れた方法は、
✅ つみたてNISA(親名義)で毎年40万円ずつ投資
✅ つみたてNISAの枠を超えた分は、特定口座での長期投資を検討
✅ 変額保険はコストが高いため、慎重に比較してから判断300万円すべてを一括投資するのではなく、**時間分散(積立投資)**を意識しながら運用すると、リスクを抑えつつ安定的に資産を増やすことができます。
お子さまが18歳を迎えたときに、「あのときしっかり考えて運用して良かった」と思えるよう、ぜひ長期目線での運用をスタートされては如何でしょうか
素晴らしい未来を応援しています。
こやなぎ

