部位不担保のがん保険
- 1年以上前に、大腸の上皮内がんになりましたが、内視鏡にての切除のみで完治、現在経過観察中です。
三大疾病で一時金がでる特約をつけた医療保険には入っているのですが心許なく感じ、がん保険に入れないか探していましたがなかなかなく諦め、今私の入っている保険には、先進医療特約がなかったので、特約に入るべく、新たに一カ月2000円弱の医療保険に加入しました。
でもいつか、がん保険に入りたいと思っていたのですが、つい最近大腸を部位不担保にしたら入れるがん保険を見つけました。
とはいえ、部位不担保をつけてまでがん保険に入るべきなのか考え中です。保険料は、一カ月6000円弱になりそうです。もし入れたら、新しく入った医療保険はやめたいです。
ちなみに、現在入っている医療保険の内容は、入院1日5000円、手術10万円、特約は、2年に1回50万円です。
また、新しく入った保険は、入院1日3000円、手術6万、入院なしの手術は1.5万円、入院一時金5万円、先進医療特約付きです。
新しく入った医療保険をやめて部位不担保のがん保険に入るべきか、それともこのままの方がいいか、よいお知恵がありましたら、ご教授宜しくお願いします。 -
はじめまして。ファイナンシャルプランナーの小柳善寛と申します。
◆ ご相談内容の整理
• 病歴:1年以上前に大腸の上皮内がん → 内視鏡切除にて完治 → 現在経過観察中
• 既加入の医療保険
・入院給付:1日5,000円
・手術給付:10万円
・三大疾病一時金:2年ごとに50万円
※先進医療特約はなし
• 最近加入の医療保険(月額 約2,000円)
・入院給付:1日3,000円
・手術給付:6万円(入院なしの手術は1.5万円)
・入院一時金:5万円
・先進医療特約:あり・検討中のがん保険(月額 約6,000円)
・大腸を部位不担保にすれば加入可能
・この保険に加入できれば、新しい医療保険を解約したいとお考え◆ 先進医療特約の実際の利用率と価値
厚生労働省の統計によれば、保険診療を受けた方のうち先進医療を受けた割合はわずか0.2%未満です。
ただし、利用頻度が低い=不要とはなりません。先進医療は、一度使えば数百万円にのぼることもあります。
特に重粒子線治療や陽子線治療などは300万円を超えるケースもあり、「高額かつ保険適用外の医療にどう備えるか」が重要です。
この点から、月数百円で加入できる特約としてのコスパは高いといえるでしょう。◆ がん保険(部位不担保)の注意点
• 上皮内がんは給付対象外とする商品もある
→ 保険会社によって定義が異なるため、加入前に「悪性新生物との違い」を確認する必要があります。
• 大腸の再発や転移は対象外になる可能性が高い
→ つまり、「一番気になる部位」が保障外となる点に不安が残るかもしれません。◆ 比較と検討ポイント
比較項目 現在の医療保険+新医療保険 がん保険(大腸不担保)
月額保険料 約2,000円 + α 約6,000円
三大疾病一時金 あり(50万円/2年) なし or 内容要確認
先進医療特約 新医療保険にて補完可 商品によって異なる
大腸がんの再発保障 あり(医療保険) なし(不担保)
がん診断給付金 医療保険では不足気味 一部カバーできるが部位限定◆ 結論とご提案
「月6,000円を払って大腸部位不担保でがん保険に入る」よりも、
「現状の保険+貯蓄・積立で備える」ほうが、porun5さんにとって安心と合理性のバランスが取れていると感じます。
理由は次の3点です。
1. 不担保で一番心配な大腸が保障されないので、安心材料として不完全
2. 先進医療への備えは既に新しい医療保険で確保済
3. がん診断一時金が手薄な分は、つみたてNISA等で“自己保障資金”として準備が可能◆ 今後の選択肢として
上皮内がんから5年経過すれば、「がん保険の通常加入」も可能になることがあります。
それまでの間は、無理なく続けられる保険で最低限のリスクヘッジをしつつ、
将来のライフイベントを見据えた貯蓄や運用で「経済的自立」を進めることが現実的で安心な選択だと思います。相談者さまが、ご自身の経験を糧にしながら、未来に備えようとされていることに心から敬意を表します。
「保険」は“心配だから入るもの”ではなく、“人生に必要な備えを合理的に整えるもの”です。もしよろしければ、5年後・10年後のご家族のイベントを見える化したライフプランニングお勧め致します
未来の安心は、今の冷静な判断から生まれます。心より応援しております。
ファイナンシャルプランナー
小柳 善寛

